【まとめ】 2016年度のネット流行語トップ10を総ざらえ
ネットワーク時代において、ネット流行語は言語界における代表的な「人気者」と言えるだろう。微信(Wechat)のソーシャル機能「モーメンツ」や微博(ウェイボー)の話題ランキングにランクインするや瞬く間にその検索数は驚くべき数字に膨れ上がる。このほどネット人気ランキングに基づく「2016ネット流行語トップ10」が発表された。これらの流行語をあなたはすべて知っているだろうか?
2016ネット流行語トップ10
●「藍痩香菇(青くて細いキノコ)」
人気指数:★★★★★
このネット流行語は、あるネット動画から生まれた。この動画を作成した男性は失恋で泣きたいほど落ち込み、動画でその自分の傷ついた気持ちを表現しようとした。しかし彼の方言のせいで「難受想哭(辛くて泣きたい)」が普通話(標準中国語)では、「藍痩香菇(青くて細いキノコ)」という風に聞こえてしまい、そのミスマッチがウケてネット流行語となった。
●「小目標(小さな目標)」
人気指数:★★★★★
起業しようとする人に対するアドバイスから生まれた言葉。王健林氏は「ナンバーワンの金持ちになりたいという目標はもちろん正しい。だが、その前に一つの達成可能な小さな目標を定めることだ。例えば、私ならまず1億稼ぐことだ」と述べた。ここから瞬く間に「小目標」がSNSで爆発的に拡散された。
●「老司機(熟練ドライバー)」
人気指数:★★★★
「老司機」は道路に詳しく、経験豊かな熟練ドライバーに例え、各ウェブサイトや掲示板を閲覧してきた経験がかなり長く、サイト内の各種ルールやコンテンツ、ツール、遊び方を熟知しており、さらに一定以上のリソースを持つベテランを指す。
●「一言不合就(意見が合わなければ)」
人気指数:★★
「百度貼吧」などの掲示板で、当初は「意見が合わなければドライブしよう」や「意見が合わなければ猛スピードで飛ばそう」というように使用されていた。それが次第にツッコミの言葉として使用されるようになり、「まったく予想外の出来事が発生した、思いがけない事が起こった」ことを意味する場合が多い。
●「洪荒之力(究極のパワー)」
人気指数:★★★★★
人気ドラマ「花千骨」から生まれた言葉。今年のリオ五輪で競泳の傅園慧選手が「私は昨日、洪荒之力(究極のパワー)を出し尽くしたので、今日は力が残っていなかった」と発言したことで瞬く間に広まり、8月のネット流行語のトップとなった。
●「撩(からかう)」
人気指数:★★★
本来の意味は「巻き起こす、まくりあげる」という意味だったが、ネット上では、「からかう」や「そそのかす」という意味で使用されている。また「撩妹(女性をからかう)」というフレーズで使われることも多い。ある韓国ドラマで男性主人公のソン・ジュンギ(宋仲基)の「撩妹」ぶりが大きな話題を呼び、この言葉が瞬く間に広まった。
●「宝宝(ボク、ワタシ)」
人気指数:★★★★★
「宝宝」とは本来は大人が赤ちゃんに対して呼びかける時に使用したが、ネット上ではしばしば「私」を意味する。女性が非常に驚いた時などに「宝宝、驚いたわ!」というフレーズで、可愛らしさをアピールするのに使われることが多い。その後、「宝宝」は単独で使用されるようになり、会話のノリにマッチしていれば、どんなフレーズにも用いることができる。
●「没想到儞是这样的(あなたがこんな人とは思わなかった)」
人気指数:★★★
当初予想していなかった状況に遭遇した場合に使用されるフレーズで、現在のインターネット業界で、この言葉は多くのケースで使用できる。例えば、当初現金引き出しが無料だったアリペイが、手数料を徴収するようになったことに対し、「アリペイがこんなだとは思わなかった」のように使う。
●「狗帯(go die、死ぬわ)」
人気指数:★★
「狗帯」は英語の「Godie」と発音を同じくする。歌手の黄子韜(ホアン・ズータオ)がコンサートで歌った英語のラップに由来する。微信(Wechat)や微博(ウェイボー)などのSNSプラットフォームで、不満がある時やどうしようもない時に、「狗帯(もう死ぬわ)」といったように使われる。
●「友誼的小船(友情の小舟)」
人気指数:★★★★★
漫画家・喃東尼のデビュー作「友誼的小船」から生まれた言葉。小船の上に一緒に乗っている2羽の可愛らしいペンギンの会話がかみ合わずに、最終的には「友情の小舟は転覆するときには転覆する」という事態に陥る。
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